第23回|GitHubにコードを保存しよう — 倉庫に預ける
このレッスンのゴール
このレッスンのゴール
TODOアプリのコードをGitHubにアップロードし、「自分のPCだけにある」状態から「インターネット上に安全に保管されている」状態にすること。
なぜGitHubに保存するのか
なぜGitHubに保存するのか
今、TODOアプリのコードは 自分のPCの中にだけ あります。
もし、PCが壊れたら? コーヒーをこぼしたら? うっかりフォルダを削除したら?
コードは全部消えます。せっかく作ったアプリが、跡形もなくなってしまいます。
GitHubは コードの倉庫 です。インターネット上にある、安全な保管場所ですね。たとえるなら、大事な書類を自宅だけに置いておくのではなく、銀行の貸し金庫にも預けておくようなものです。ここにコードを預けておけば、PCに何が起きても安心です。
そして、次回Vercelで公開するときにも、このGitHubが必要になります。
VS Codeでプロジェクトを開く
VS Codeでプロジェクトを開く
まず、VS Codeで my-todo-app フォルダが開かれていることを確認してください。
もしVS Codeを閉じてしまった方は、VS Codeを起動して、画面左上の 「File」 → 「Open Folder」 から my-todo-app フォルダを選んでください。
Macの場合:
/Users/自分の名前/my-todo-appWindowsの場合:
C:\\Users\\自分の名前\\my-todo-app
確認してみましょう
VS Codeの左側のファイル一覧に、前回までにClaude Codeが作ったファイル群が表示されていればOKです。
ターミナルでClaude Codeを起動する
Claude Codeを起動する
VS Codeの画面下部にターミナルを表示してください。表示されていない場合は、以下の方法で開きます。
Mac / Windows共通: 画面上部のメニューバーから 「Terminal」 → 「New Terminal」 を左クリック
ターミナルが表示されたら、以下を入力してEnterキーを押してください。
claude
Claude Codeのロゴが表示され、> マークが出たら準備完了です。
うまくいかないときは
前回のアプリ(
npm run dev)がまだ動いている場合: まずCtrl + C(MacでもCtrl)を押してアプリを停止してから、claudeと入力してください「command not found」と表示された場合: Claude Codeのインストールに問題がある可能性があります。第5回の手順を確認してください
Claude Codeに任せる
Claude Codeに任せる
GitHubへのアップロードも、Claude Codeに任せましょう。自分でコマンドを打つ必要はありません。
Claude Codeの入力欄に、以下のように指示します。
このプロジェクトをGitHubにpushして。リポジトリ名はmy-todo-appで
ここで出てくる用語を説明しますね。
push(プッシュ) — 文字通り「押し出す」操作です。自分のパソコンにあるコードを、GitHubという倉庫に送り出すことを「pushする」と言います。たとえるなら、段ボール箱を倉庫の棚にぐいっと押し込む動きですね
リポジトリ — 「保管庫」「倉庫」のことです。GitHub上でのプロジェクトの保管場所のことを、こう呼びます。1つのアプリにつき、1つのリポジトリを使うのが一般的です
入力したらEnterキーを押してください。
Claude Codeが自動で行う作業
Claude Codeが自動的に以下の作業を行ってくれます。
git init (このフォルダの管理を始める)
↓
git add . (ファイルを保存対象にする)
↓
git commit (変更を記録する)
↓
git push (GitHubにアップロードする)
途中で「許可しますか?」と聞かれたら、「Allow」を選んでください。何回か聞かれることがありますが、そのたびに「Allow」で大丈夫です。
作業には1〜2分ほどかかります。ターミナルに色々な文字が流れていきますが、焦らず待ちましょう。最後に「完了しました」のようなメッセージが表示されたら成功です。
確認してみましょう
Claude Codeの作業が終わり、入力待ちの状態(> マーク)に戻れば、アップロード完了です。
うまくいかないときは
GitHubの認証(ログイン)を求められた場合: Claude Codeの指示に従って、ブラウザでGitHubにログインしてください。初回のみ認証が必要です
「Permission denied」と表示された場合: GitHubへのアクセス権限の問題です。Claude Codeに「このエラーを直して」と伝えてください
「Repository already exists」と表示された場合: すでに同じ名前のリポジトリがGitHubにある可能性があります。Claude Codeに「リポジトリ名をmy-todo-app-v2にして再度pushして」と伝えてみてください
その他のエラーが出た場合: 慌てなくて大丈夫です。Claude Codeにそのまま「このエラーを直して」と伝えれば、対処してくれます
用語のざっくり説明
用語の説明
画面にいくつかの用語が表示されたと思います。ざっくり説明しておきますね。
| 「このフォルダをgitで管理します」という宣言。initはinitialize(初期化)の略 | 引っ越し業者に「この部屋の荷物をお願いします」と伝える |
| 「これらのファイルを保存対象にする」。addは「追加」 | 段ボールに荷物を詰める |
| 「変更を記録する」。commitは「確定する」 | 段ボールにラベル(日付とメモ)を貼る |
| 「GitHubにアップロードする」。pushは「押し出す」 | 段ボールを倉庫に発送する |
覚える必要はありません。 Claude Codeに「GitHubにpushして」と言えば、全部やってくれます。
エンジニアはこれらのコマンドを手で打ちますが、皆さんはClaude Codeに任せればOKです。「そういう手順があるんだな」くらいの理解で十分です。将来、画面に git で始まるコマンドが表示されても、「あ、倉庫に荷物を送る作業をしてるんだな」と思ってもらえればOKですよ。
GitHubで確認してみよう
GitHubで確認
アップロードが完了したら、ブラウザで確認してみましょう。
1. GitHubを開く
ブラウザで新しいタブを開いて、アドレスバーに以下を入力してEnterキーを押してください。
<https://github.com>
ページが開いたら、画面右上のアイコンからログインしてください。すでにログインしている場合はそのままでOKです。
2. リポジトリを開く
ログインすると、ダッシュボード(トップページ)の左側に my-todo-app というリポジトリ名が表示されているはずです。
my-todo-app の文字を左クリックすると、リポジトリのページが開きます。ファイルの一覧が表示されますね。
確認してみましょう
自分のPCにあったファイルが、そのままGitHubにアップロードされていることが確認できます。フォルダやファイルが並んでいるのが見えるはずです。package.json、app/ フォルダ、components/ フォルダなどが見えていればOKです。
3. .env.localがないことを確認
.env.localがない
ここ、ちょっと大事なポイントです。
ファイル一覧を見てください。.env.local というファイルは 含まれていません。
これは正しい動作です。「あれ、ファイルが足りない?」と思うかもしれませんが、心配しないでください。
Claude Codeが .gitignore(ギットイグノア)という設定ファイルを使って、.env.local(Supabaseの接続情報が書かれたファイル)がGitHubにアップロードされないようにしてくれています。
.gitignore は「これらのファイルはgitで管理しないでね(無視してね)」というリストです。ignoreは英語で「無視する」の意味ですね。たとえるなら、引っ越しのときに「この箱は倉庫に送らないで、手元に残しておいて」と指示する伝票のようなものです。
なぜ .env.local を除外するかというと、このファイルにはSupabaseのAPIキー(サービスに接続するための鍵のようなもの)が含まれているからです。APIキーとは、サービスを利用するための「合言葉」のようなものです。これが公開されてしまうと、他の人が皆さんのSupabaseを勝手に使えてしまいます。家の鍵を道端に置いておくようなもので、とても危険ですよね。
だからこそ、秘密の情報がインターネット上に公開されないように、自動的に除外してくれているのです。
GitHubに保存する意味
GitHubに保存する意味
GitHubにコードを保存することには、2つの大きな意味があります。
1. バックアップ
PCが壊れても、GitHubにコードが残っています。新しいPCを買ったら、GitHubからコードをダウンロードすれば、すぐに作業を再開できます。
クラウド上に預けてあるので、自分のPC以外のどこからでもアクセスできるのも便利ですね。たとえるなら、写真をスマホだけに保存するのではなく、Googleフォトにもバックアップしておくのと同じ発想です。
2. 公開の土台
次回やるVercelでのインターネット公開には、GitHubが必要です。Vercelは「GitHubにあるコードを取ってきて公開する」という仕組みで動いています。
自分のPC → GitHub → Vercel → インターネット
今日やったのは、この流れの最初のステップ(自分のPC → GitHub)です。次回は、GitHub → Vercel → インターネットの部分をやります。
まとめ
まとめ
TODOアプリのコードをGitHubにアップロードした
Claude Codeに「GitHubにpushして」と言うだけで、git init → add → commit → push を自動実行してくれた
Gitの用語は覚えなくてOK。「段ボールに荷物を詰めて倉庫に送る作業」くらいのイメージで十分
GitHubで確認: ファイルがアップロードされている。
.env.localは含まれていない(秘密の情報を守るため).gitignoreは「この箱は倉庫に送らないでね」という指示リストGitHubはバックアップと、次回の公開(Vercel)の土台になる
次回は、いよいよVercelを使ってインターネットに公開します。世界中からアクセスできるURLが手に入りますよ。