第17回|GitHubアカウントを作ろう — コードの倉庫
このレッスンのゴール
このレッスンのゴール
GitHubのアカウントを作成し、Claude Codeから接続できる状態にすること。
GitHubとは
GitHubとは
GitHub(ギットハブ) は、コードを保存しておくためのサービスです。
文書をGoogle Driveに保存するように、コードをGitHubに保存します。インターネット上にある「コード専用のクラウドストレージ」だと思ってもらえれば近いです。クラウドストレージとは、インターネット上にファイルを保存できるサービスのことです。
Google Drive | 文書、写真、動画 | ファイルをクラウドに保管 |
GitHub | コード | 変更履歴が残る、他の人と共有できる |
GitHubの便利なところは、変更履歴が残る ことです。「1週間前の状態に戻したい」ということができます。
文書を上書き保存してしまって「前の版に戻したい......」と後悔した経験はありませんか? GitHubなら、いつでも過去の状態に戻せます。上書きしてしまっても安心です。Word の「元に戻す」ボタンの超強力版だと思ってください。
なぜGitHubが必要なのか
なぜGitHubが必要か
この先の流れを見ると、GitHubが土台になっていることがわかります。
VS Code + Claude Code(コードを作る)
↓
GitHub(コードを保管する)← ここが今日
↓
Vercel(アプリを公開する)← 次回
GitHubにコードを保存すると、Vercel(バーセル。次回アカウントを作るサービスです)が自動でアプリを公開してくれます。つまり、GitHubは この先ずっと使う土台 です。
今日しっかり設定しておけば、あとの作業がスムーズになりますよ。
ステップ1: GitHubアカウントを作る
1. github.comにアクセス
GitHubトップページ
ブラウザ(Chrome、Safari、Edgeなど、普段使っているもの)の上部にあるアドレスバー(URLが表示されている横長の欄)に、以下のURLを打ち込んで Enter を押します。
<https://github.com>
GitHubのトップページが表示されます。英語のサイトですが、必要な部分だけ見ていけば大丈夫です。
2. 「Sign Up」をクリック
Sign Upボタン
画面右上にある 「Sign Up」 ボタンを左クリックします。「Sign Up」は「新しくアカウントを作る」という意味です。似たボタンで「Sign In」がありますが、それは「既にアカウントを持っている人がログインする」ときのものなので、間違えないようにしてくださいね。
3. 必要な情報を入力
情報入力画面
画面の指示に従って、以下をキーボードで入力していきます。
Email address | 自分のメールアドレス | 普段使っているメールアドレスでOKです |
Password | パスワード | 必ずメモしておいてください。 忘れるとログインできなくなります |
Username | ユーザー名 | 英数字で、好きなものを。後から変更もできるので、気楽に決めて大丈夫です |
入力したら、画面下部のボタンを左クリックして次に進みます。途中でパズルのような認証(「ロボットではありません」の確認)が表示されることがありますが、画面の指示に従って操作すれば大丈夫です。
4. メール認証を完了する
メール認証
入力したメールアドレスに、GitHubから認証メールが届きます。メールアプリ(Gmail、Yahoo!メールなど)を開いて、GitHubからのメールを探してください。
メールの中にある認証コード(数字の並び)を、GitHubの画面に入力します。もしくは、メールの中にあるリンクを左クリックします。
もしメールが届かない場合は、迷惑メールフォルダを確認してみてください。それでも届かない場合は、少し待ってから「Resend(再送信)」ボタンを左クリックしてください。
確認してみましょう
GitHubアカウントが正しく作成できたか確認します。
メール認証が完了して、GitHubのダッシュボード(管理画面)が表示されていますか?
画面右上にアイコン(丸い画像)が表示されていますか?
どちらもOKなら、アカウント作成は成功です。
トラブルシュート
認証メールが届かない | 迷惑メールフォルダを確認してください。5分待っても届かない場合は「Resend email」ボタンを左クリックしてください |
「Username is already taken」と表示される | そのユーザー名は既に他の人が使っています。別のユーザー名を試してください。数字を後ろにつけるのもアリです(例: |
パズル認証が何度やっても通らない | ブラウザを変えて試してみてください(例: ChromeからEdgeに変更)。VPN(仮想的に別の場所から接続する仕組み)を使っている場合はオフにしてみてください |
ステップ2: Gitの初期設定をClaude Codeに任せる
Gitの初期設定
GitHubを使うには、パソコン側で少しだけ設定が必要です。でも、この設定もClaude Codeに任せられます。「設定」と聞くと難しそうですが、Claude Codeに話しかけるだけなので安心してくださいね。
1. VS Codeを開いてターミナルを表示
前回(第16回)でインストールしたVS Codeを開いて、ターミナルを表示します。
ターミナルの開き方(復習)
Mac: VS Codeの画面上部のメニューバーから 「View」→「Terminal」 を左クリック。または
Ctrl +`Windows: VS Codeの画面上部のメニューバーから 「View」→「Terminal」 を左クリック。または
Ctrl +`
画面の下部に黒っぽいエリア(ターミナル)が表示されればOKです。
2. Claude Codeを起動
ターミナルの中を左クリックして、キーボードで以下をそのまま打ち込んで Enter を押します。
claude
Claude Codeが起動したら、準備完了です。
3. Git設定をお願いする
Git設定をお願いする
Claude Codeにキーボードで以下をそのまま打ち込みます。(○○の部分は、さっきGitHubで登録したユーザー名とメールアドレスに置き換えてください。)
GitHubを使えるように設定して。ユーザー名は○○、メールは○○@example.com
Claude Codeが git config(ギット・コンフィグ)というコマンドを実行して、設定してくれます。
ここで少し用語の説明をしますね。
Git(ギット) とは、コードの変更履歴を管理するための仕組みです。たとえるなら、文書の「変更履歴を追跡する機能」です。Wordにも変更履歴を記録する機能がありますよね。それのプログラミング版だと思ってください
git config とは、そのGitの設定を変更するためのコマンドです。「あなたの名前と連絡先を登録する」ようなイメージです
Claude Codeが許可を求めてきたら「Allow」を左クリックしてください。画面にコマンドの実行結果が表示されます。エラーっぽい赤い文字が出なければ成功です。
4. SSH接続の設定をお願いする
SSH接続の設定
続けて、キーボードで以下をそのまま打ち込みます。
GitHubにSSH接続できるように設定して
Claude Codeが SSH鍵(エスエスエイチかぎ)というものを作って、GitHubに登録する手順を案内してくれます。
SSH鍵というのは、パソコンとGitHubの間で安全に通信するための「電子的な合い鍵」のようなものです。マンションのオートロックに使うカードキーをイメージしてください。カードキーを持っている人だけが入れるように、SSH鍵を持っているパソコンだけがGitHubに接続できます。パスワードよりもセキュリティが高い仕組みなんですね。
途中でGitHubのウェブサイトを開いて鍵を登録する作業があります。Claude Codeが「ここにこの値を貼り付けてください」と案内してくれるので、その通りに進めれば大丈夫です。具体的には以下のような流れになります。
Claude Codeが「この文字列をコピーしてください」と表示します
その文字列を選択してコピーします(Mac:
Cmd+C、Windows:Ctrl+C)Claude Codeが案内するGitHubの設定ページをブラウザで開きます
指示された場所にコピーした文字列を貼り付けます(Mac:
Cmd+V、Windows:Ctrl+V)「Add SSH Key」のようなボタンを左クリックして保存します
もし途中でわからなくなったら、Claude Codeに「次に何をすればいいですか?」と聞いてみてください。手順を教えてくれます。
5. 接続確認
接続確認
最後に、ちゃんと接続できるか確認しましょう。キーボードで以下をそのまま打ち込みます。
GitHubに接続できるか確認して
Claude Codeが接続テストを実行してくれます。画面に Hi ○○! You've successfully authenticated のようなメッセージが表示されれば成功です。これは「○○さん、認証に成功しました」という意味です。
確認してみましょう
ステップ2の設定がすべて完了したか確認します。
Git設定(ユーザー名・メールアドレス)が完了した
SSH鍵の作成と登録が完了した
接続テストで
successfully authenticatedのメッセージが表示された
全部OKなら、GitHubとの接続設定は完了です。
トラブルシュート
接続テストで | SSH鍵の登録がうまくいっていない可能性があります。Claude Codeに「SSH鍵をもう一度設定してほしい」と伝えてみてください |
「GitHubのページでSSH鍵を登録する場所がわからない」 | GitHubにログインした状態で、右上のアイコン → |
Claude Codeが表示する文字列が長くてどこからどこまでコピーすればいいかわからない |
|
「Git」「SSH鍵」って何?
用語の補足
ここで出てきた用語について、少しだけ補足しておきますね。
Git(ギット)
コードの変更履歴を管理するための仕組みです。GitHubは、このGitの仕組みをインターネット上で使えるようにしたサービスです。名前が似ていてややこしいですが、こう覚えてください。
Git = 変更履歴を管理する「仕組み」(道具そのもの)
GitHub = その仕組みをインターネット上で使えるようにした「サービス」(道具を使える場所)
たとえるなら、Gitは「日記帳」、GitHubは「日記帳を預けられるクラウドの金庫」です。
SSH鍵(エスエスエイチかぎ)
パソコンとGitHubの間で安全にデータをやり取りするための「暗号の鍵」です。パスワードの代わりに使われます。鍵といっても物理的なものではなく、長い文字列の組み合わせです。
どちらも、覚える必要はありません。
Claude Codeが設定してくれたので、皆さんは今後「GitHubにpushして」と指示するだけです。push(プッシュ)というのは「GitHubにコードを送る(アップロードする)」という意味です。Google Driveにファイルをアップロードするのと同じ感覚ですね。裏でGitやSSH鍵が働いてくれますが、意識する必要はありません。
今日の成果
今日の成果
今日やったことを振り返りましょう。
GitHub アカウント作成 → 完了
Git 初期設定 → Claude Codeが実行 → 完了
SSH鍵 設定 → Claude Codeが実行 → 完了
接続確認 → 成功
GitHubの準備が整いました。これで、コードを安全に保管できる「倉庫」が使えるようになりました。
お疲れさまでした。今日の作業は設定が中心だったので、少し大変だったかもしれません。でも、この設定は一度やれば終わりです。次回からはもっと楽になりますよ。
まとめ
まとめ
GitHub = コードを保存するサービス。Google Driveのコード版
変更履歴が残るので、いつでも過去の状態に戻せる(Wordの「元に戻す」の超強力版)
GitHubは Vercelと連携してアプリを公開するときにも必要 な土台
github.com でアカウントを作成した
Git初期設定とSSH鍵の設定は Claude Codeに任せた
「Git」「SSH鍵」「push」は覚えなくてOK。Claude Codeがやってくれる
設定は一度やれば終わり。次回からはもっと楽になる
次回は、Vercelのアカウントを作ります。作ったアプリをインターネットに公開してくれる「展示場」の準備です。