第4回|複数チャンネル・複数セッションの運用
このレッスンのゴール
用途別にチャンネルを分けて、それぞれに異なるClaude Codeセッションを接続する方法を学ぶこと。
なぜチャンネルを分けるのか
前回までは1つのチャンネルに1つのClaude Codeを接続していました。これだけでも十分便利ですが、こんな問題が出てきます。
「リサーチの話とライティングの話が混ざって、文脈がごちゃごちゃになる」
人間のチームと同じです。全員が1つの部屋で違う話をしていたら混乱しますよね。だからオフィスには会議室やチームスペースがある。
Discordでも同じことをやります。チャンネルを分けて、それぞれに専門のClaude Codeを配置する。
構成イメージ
こんな構成を作ります。
#リサーチ | 調査・情報収集 | Web検索してまとめる専門 |
#ライティング | 記事・文章作成 | 文章を書く専門 |
#雑談 | フリートーク | 何でも答えてくれる汎用AI |
3つのチャンネルに、3つの独立したClaude Codeセッションが接続されている状態です。
複数チャンネルの設定方法
手順
各チャンネルに対して、個別にClaude Codeセッションを起動します。
ターミナル1(#リサーチ用):
claude --channel discord --channel-id <リサーチのチャンネルID>
ターミナル2(#ライティング用):
claude --channel discord --channel-id <ライティングのチャンネルID>
ターミナル3(#雑談用):
claude --channel discord --channel-id <雑談のチャンネルID>
それぞれ別のターミナルウィンドウ(またはタブ)で起動します。3つのClaude Codeが同時に動く状態です。
チャンネルIDの取得
Discordで対象チャンネルを右クリック → 「IDをコピー」(開発者モードがオンの状態)
チャンネルごとにCLAUDE.mdで性格を変える
ここがChannelsの面白いところです。
Claude Codeは CLAUDE.md で性格や振る舞いを設定できますよね。これをチャンネルごとに変えられます。
やり方
それぞれのClaude Codeセッションを、異なる作業フォルダから起動します。各フォルダにそれぞれのCLAUDE.mdを置く。
例: #リサーチ用のCLAUDE.md
# リサーチ担当AI
## 役割
あなたはリサーチ専門のアシスタントです。
## ルール
- 質問されたら必ずWeb検索してから回答する
- ソースのURLを必ず記載する
- 「調べた結果」「確認した結果」で始める
- 不確かな情報は「未確認ですが」と前置きする
# ライティング担当AI
## 役割
あなたは文章作成専門のアシスタントです。
## ルール
- 指示された文体・トーンに合わせる
- 文字数を守る
- 出力は必ず output.md に保存する
- 完成したら「確認してください」と一言添える
こうすることで、#リサーチに話しかけたらリサーチ特化の回答、#ライティングに話しかけたら文章作成特化の回答が返ってきます。
実演
(3つのターミナルを起動してデモ)
#リサーチで:
「Claude Code Channelsについて最新の情報を調べて」
→ Web検索してソース付きで回答
#ライティングで:
「さすーというキャラで、AI自動化の体験記事を500字で書いて」
→ 指定された文体で output.md に保存
#雑談で:
「今日のモチベーションが上がる一言ちょうだい」
→ 気軽に返事
チャンネルごとにClaude Codeの振る舞いが違うの、見えましたか? CLAUDE.mdの力です。
セキュリティ: ユーザー許可リスト
複数チャンネルになると、セキュリティの重要性が増します。
各セッションの許可リストに自分のユーザーIDを登録しておくこと。これはRemote Controlのときと同じです。
特にチーム運用する場合は、「誰がどのチャンネルを使えるか」を明確にしておきましょう。
まとめ
チャンネルを分けると文脈が整理される。混乱が減る
各チャンネルに個別のClaude Codeセッションを接続する
CLAUDE.mdでチャンネルごとに性格・役割を変えられる
複数セッション = 複数のターミナルを同時に起動
許可リストで各チャンネルのセキュリティを確保
次回は最終回。24時間常駐AIアシスタントの構築です