第20回: メモリのキュレーション — 記憶の整理整頓
この回はレクチャー動画はありません。テキストのみとなります。
この回で学ぶこと
メモリの整理方法(不要な記憶の削除・更新)
メモリ容量が増えたときの対処法
Part 4全体の復習
前回のおさらい
日次ログは毎日の会話を自動で記録するファイル。memory/ フォルダに日付ごとに蓄積される。過去の会話は日付指定・キーワード指定・期間要約など、さまざまな方法で引き出せる。
なぜメモリの整理が必要か
メモリは便利だが、溜まり続けると問題が起きる。
秘書の混乱 | 古い情報と新しい情報が矛盾 | 間違った回答をする |
コスト増加 | メモリが多いとAIへの入力トークンが増える | 月額コストが上がる |
応答速度の低下 | 検索対象が増える | 回答までの時間が長くなる |
人間でも、10年分のメモを整理せずに持ち歩いていたら混乱する。秘書のメモリも同じで、定期的な整理が必要。
整理の3つの方法
1. MEMORY.mdの手動メンテナンス
MEMORY.mdを開いて、古くなった情報を削除・更新する。例えば「3月15日の打ち合わせ」が終了したら、その記述を削除するか「完了」と追記する。
2. 秘書に「忘れて」と伝える
会話の中で「○○の件はもう終わったから忘れて」と言えば、秘書がMEMORY.mdから該当情報を削除してくれる。
3. 日次ログのアーカイブ
古い日次ログは月単位でまとめてアーカイブする。例えば1月の日次ログ31ファイルを「2026-01-summary.md」にまとめて、個別ファイルは削除する。秘書に「先月の日次ログをまとめて」と頼めば自動でやってくれる。
メンテナンスの習慣化
おすすめは月に1回の「記憶の棚卸し」。秘書と一緒にMEMORY.mdを見直し、不要な情報を削除し、古い情報を更新する。
チェックリスト:
完了したプロジェクトの記述は削除したか
変わった好みや習慣は更新したか
過去の日次ログでまとめられるものはあるか
重要だが書き忘れていた情報はないか
Part 4の振り返り
Part 4で学んだこと:
第17回 | メモリシステムの全体像 | ChatGPT = 金魚の記憶、OpenClaw = 手帳を持った秘書 |
第18回 | 長期記憶を手動で書く。「覚えて」で自動追記も可能 | |
第19回 | 日次ログ | 毎日の会話が自動で記録される。日付・キーワードで検索できる |
第20回 | キュレーション | 月1回の棚卸しでメモリを健全に保つ |
Part 3で秘書に「魂」を入れ、Part 4で「記憶」を与えた。次のPart 5では、スマホから秘書に話しかけられるようにする。Telegram連携のセットアップに入る。
ゴール状態
メモリの整理方法を知っている
定期的なメンテナンスの必要性を理解している
Part 5(チャネル連携)への期待がある