第19回|Supabaseプロジェクトを作ろう — データの保管庫
このレッスンのゴール
このレッスンのゴール
Supabaseのアカウントとプロジェクトを作成し、アプリとの接続に必要な情報(Project URLとanon key)をメモしておくこと。
Supabaseとは
Supabaseとは
Supabase(スーパベース) は、アプリのデータを保存する場所です。
IT用語では「データベース」とも呼ばれますが、難しく考えなくて大丈夫です。データベースとは、たくさんの情報を整理して保存しておく仕組みのことです。
これから作るTODOアプリを例にすると、こういったデータを保存してくれます。
「牛乳を買う」というタスクの内容
そのタスクが「完了しているか / まだか」
いつ追加されたか
こういった情報をどこかに保存しないと、ブラウザを閉じたら全部消えてしまいますよね。Supabaseが、この情報をインターネット上で預かってくれます。
Excelの表をインターネット上に置いておけるサービス と考えてもらえれば、イメージしやすいと思います。Excelの表の1行1行がタスクのデータで、それがインターネット上に保存されている——そんなイメージです。
保存場所 | 自分のパソコンの中 | インターネット上 |
見え方 | 表(行と列) | 同じく表形式 |
アクセス | ファイルを開く | アプリが自動でアクセス |
5つのツール、あと1つ!
ツール一覧
これまでに準備したツールを振り返ります。ここまでよく頑張ってきましたね。
VS Code | 作業場 | 済 |
Claude Code | 職人 | 済 |
GitHub | コードの倉庫 | 済 |
Vercel | アプリの展示場 | 済 |
Supabase | データの保管庫 | 今日やる |
今日でパーツが全部揃います。あと1つです。
ステップ1: Supabaseアカウントを作る
1. supabase.comにアクセス
Supabaseトップページ
ブラウザ(Chrome、Safari、Edgeなど、普段使っているもの)の上部にあるアドレスバー(URLが表示されている横長の欄)に、以下のURLを打ち込んで Enter を押します。
<https://supabase.com>
Supabaseのトップページが表示されます。英語のサイトですが、前回のVercelと同じ要領なので安心してくださいね。
2. 「Start your project」→ GitHub連携でサインアップ
GitHubでサインアップ
Vercelのときとまったく同じです。GitHubアカウントでログイン できます。
画面に表示されている 「Start your project」 を左クリックすると、サインアップ画面に移ります。そこで 「Continue with GitHub」 というボタンを左クリックしてください。
GitHubの認証画面が表示されたら、「Authorize」 を左クリックします。「Authorize」は「許可する」という意味でしたね。前回のVercelと同じ操作です。
もしGitHubにログインしていない状態だと、GitHubのログイン画面が表示されます。その場合は、GitHubのユーザー名(またはメールアドレス)とパスワードを入力してログインしてください。
補足: ページのデザインが変わっている場合は、画面上部の「Sign In」や「Start your project」のようなボタンを探してみてください。
これで3つのサービスが全部、GitHubアカウント1つでログインできる状態になりました。
GitHubアカウント
├→ GitHub ← 済
├→ Vercel ← 済
└→ Supabase ← 今ここ
確認してみましょう
Supabaseアカウントが正しく作成できたか確認します。
Supabaseのダッシュボード(管理画面)が表示されていますか?
「New Project」というボタンが画面に表示されていますか?
どちらもOKなら、アカウント作成は成功です。
トラブルシュート
「Continue with GitHub」が表示されない | 「Sign In」ボタンを左クリックしてから探してみてください。ページのレイアウトが更新されている場合があります |
「Authorize」を押した後に画面が進まない | ブラウザをリロード(再読み込み。Mac: |
英語ばかりで何を押せばいいかわからない | 「GitHub」のロゴマーク(猫のようなアイコン)が付いたボタンを探してください。それが「Continue with GitHub」ボタンです |
ステップ2: 新しいプロジェクトを作る
プロジェクト作成
アカウントができたら、TODOアプリ用のプロジェクトを1つ作ります。プロジェクトとは、1つのアプリに必要なデータベースや設定をまとめたものです。「アプリ専用の部屋」を1つ借りるようなイメージですね。
1. 「New Project」をクリック
ダッシュボード(管理画面)の 「New Project」 ボタンを左クリックします。「New Project」は「新しいプロジェクト」という意味です。
もし「Organization(組織)」の選択を求められた場合は、最初から表示されているもの(自分のアカウント名)を左クリックしてください。Organization とは、プロジェクトをまとめるためのグループのことです。個人で使う場合は、自分のアカウント名のものを選べば大丈夫です。
2. 以下の情報を入力
プロジェクト情報の入力
画面に表示された入力欄に、キーボードで以下の情報を入力します。
Project name |
| 何でもOKですが、これに合わせると後の回がスムーズに進みます |
Database Password | 好きなパスワード | 必ずメモしておいてください。 あとで必要になることがあります |
Region |
| プルダウン(選択肢の一覧)から選びます |
それぞれの項目について、もう少し詳しく説明しますね。
Project name(プロジェクト名): アプリの名前です。ここでは
my-todo-appと入力してください。半角英数字とハイフン(-)だけを使います。日本語は使えませんDatabase Password(データベース・パスワード): データベースを管理するときに使うパスワードです。普段の操作では使いませんが、念のためメモしておいてください。忘れてしまっても再設定はできるので、過度に心配する必要はありません。好きなパスワードを入力するか、「Generate a password」ボタンで自動生成してもらうこともできます
Region(リージョン): 「サーバーの場所」のことです。インターネット上のコンピューターが物理的にどこにあるか、ということです。荷物の倉庫が近い方が届くのが早いのと同じで、東京を選ぶと日本からのアクセスが速くなります。リストの中から「Northeast Asia (Tokyo)」を探して左クリックしてください
3. 「Create new project」をクリック
プロジェクト作成ボタン
入力が終わったら、「Create new project」 ボタンを左クリックします。
ボタンを押すと、プロジェクトの作成が始まります。1〜2分 ほど待ちましょう。画面に進捗(プログレスバーや「Setting up...」のような表示)が出るので、完了するまで見守ってください。途中で画面が切り替わっても、まだ処理中のことがあるので、焦らず待ちましょう。
画面が切り替わって、プロジェクトのダッシュボードが表示されれば成功です。
確認してみましょう
プロジェクトが正しく作成できたか確認します。
プロジェクトのダッシュボード画面が表示されていますか?
画面上部にプロジェクト名(
my-todo-app)が表示されていますか?画面に「Project Status: Active」のような表示がありますか?(表示が少し異なる場合もありますが、エラーメッセージが出ていなければOKです)
すべてOKなら、プロジェクト作成は成功です。
トラブルシュート
「Create new project」を押した後、画面がずっと読み込み中のまま | 3分ほど待ってみてください。それでも終わらない場合は、ブラウザをリロード(Mac: |
エラーメッセージが表示された | ブラウザをリロードしてからもう一度試してください。パスワードが短すぎる場合(6文字未満など)にエラーが出ることがあります。8文字以上で再度お試しください |
「Region」のリストに「Tokyo」がない | リストをスクロールして探してください。「Northeast Asia」の項目の中にあります。見つからない場合は、一番近い地域(例: |
ステップ3: API Keyの場所を確認してメモする
API Keyの確認
ここが今日いちばん大事なポイントです。しっかり見てくださいね。
プロジェクトができたら、2つの値 をメモしておきます。この値は、後でアプリとSupabaseを繋ぐときに使います。
API Key(エーピーアイ・キー) というのは、アプリがSupabaseにアクセスするための「入場パス」のようなものです。遊園地に入るときにチケットを見せますよね。アプリも同じで、このAPI Keyを使って「自分はアクセスしていいですよ」と証明するんです。この値がないと、アプリはSupabaseのデータを読み書きできません。
1. 「Settings」をクリック
Settings画面
プロジェクトのダッシュボード画面で、左サイドバー(画面左側のメニュー一覧)にある 歯車アイコン(Settings) を左クリックします。歯車の形をしたアイコンです。画面左側のメニューの下の方にあることが多いです。
2. 「API」をクリック
API設定画面
設定画面が表示されたら、左側のメニューの中から 「API」 という項目を左クリックします。「Configuration」や「Data API」のセクション内にある場合もあります。
3. 以下の2つをコピーしてメモ
コピーする値
画面に表示されている値のうち、使うのはこの2つです。
Project URL |
| アプリがSupabaseと通信するための「住所」。手紙を送るための住所と同じです |
anon public key |
| アプリがSupabaseに入るための「入場パス」。この鍵がないとデータにアクセスできません |
Project URL は画面上部の「Project URL」というラベルの下に表示されています。https:// から始まる文字列です。
anon public key は「Project API keys」というセクションの中にある anon public と書かれた行の値です。eyJ から始まるとても長い文字列です。
それぞれの値の右側にコピーボタン(四角が2つ重なったアイコン)があるので、それを左クリックするとクリップボード(コピーした内容を一時的に保持する場所)にコピーされます。
この2つを メモ帳やテキストファイルにコピーして保存 しておいてください。次回、アプリの設定ファイルに貼り付けます。
メモの例
メモ帳に、こんな感じで貼り付けておけばOKです。
【Supabase接続情報】
URL: <https://xxxxx.supabase.co>
Key: eyJhbGciOiJIUzI1NiIsInR5cCI6IkpXVCJ9...
この値は次回使うので、必ずどこかに残しておいてください。
もしメモするのを忘れてしまっても大丈夫です。次回この画面に戻ってきて、もう一度コピーすることができます。ただ、メモしておいた方がスムーズに進められるので、今のうちに保存しておきましょう。
確認してみましょう
API Keyの確認が正しくできたか確認します。
Project URL(
https://で始まる文字列)をメモできましたか?anon public key(
eyJで始まるとても長い文字列)をメモできましたか?メモ帳やテキストファイルに保存しましたか?
3つともOKなら、今日の作業はほぼ完了です。
トラブルシュート
「Settings」が見つからない | 左サイドバーの一番下の方にある歯車アイコンを探してください。画面が狭い場合は、サイドバーが折りたたまれていることがあります。左端のアイコンを左クリックしてみてください |
「API」の項目が見つからない | 「Settings」を左クリックした後、左メニューに「API」「Data API」「Configuration」などの項目を探してください。デザインが更新されている場合、名前が変わっていることがあります |
コピーボタンを押しても何も起きない気がする | コピーボタンを左クリックすると、値がクリップボードにコピーされます。見た目上は何も変わらないことがあります。メモ帳を開いて貼り付け(Mac: |
| 値が長いため画面上では途中で切れて見えることがあります。コピーボタンを左クリックすれば、全体がコピーされるので問題ありません |
今日やったことの全体像
全体像
5つのパーツがすべて揃いました。ここまで来た皆さん、お疲れさまです。
VS Code + Claude Code(作業場と職人)
↓ コードを作る
GitHub(倉庫に保管)
↓ 自動で検知
Vercel(展示場で公開)
↕ データのやり取り
Supabase(データの保管庫)← 今日作った!
この図を見てください。すべてのパーツがつながっています。VS CodeでClaude Codeを使ってコードを作り、GitHubに保管し、Vercelが公開し、Supabaseがデータを保存する。この流れで、アプリが動くんですね。
次回は、いよいよこのパーツを組み合わせてプロジェクトを作ります。
まとめ
まとめ
Supabase = アプリのデータを保存する場所。Excelの表をネット上に置けるサービス
データベースとは、情報を整理して保存する仕組みのこと。難しく考えなくてOK
「Continue with GitHub」でアカウントを作成。GitHubアカウント1つで3つのサービスにログインできる
新しいプロジェクトを作成した(プロジェクト名:
my-todo-app、リージョン:Northeast Asia (Tokyo))Project URL と anon public key の2つをメモした — 次回これを使う
API Key = アプリがサービスにアクセスするための「入場パス」
Database Passwordもメモしておく
メモを忘れても、あとからSupabaseの画面で確認できる。でも今やっておくのがベスト
次回は、プロジェクトフォルダを作って、今日メモした値を設定ファイルに貼り付けます。アプリ開発の最後の準備です。