n8n入門:ノーコードで始める自動化ワークフロー
学習ポイント
- n8nのワークフロー(Workflow)とクレデンシャル(Credential)の役割の違い
- Googleドライブへのファイル追加をトリガーにベクトルDBへ登録する自動化手法
- AIエージェントノードを用いたOpenAIと外部ツールの連携設定
n8nは、400種類以上のツールと連携できる協力な自動化プラットフォームです。直感的なノードベースのインターフェースにより、複雑なAPI連携もコードを最小限に抑えて実装可能です。
n8nの基本操作:WorkflowとCredential
n8nには大きく分けて2つの設定項目があります。
**Create Workflow**: 自動化の処理フロー全体(どのツールをどう繋ぐか)を組み立てるキャンバスです。
**Create Credential**: 各サービス(Slack、Google等)との認証設定を行う場所です。外部から取得したトークンやAPIキーをここに登録することで、セキュアに連携が可能になります。
実践:天気情報のSlack通知自動化
基礎的なワークフローとして、以下の手順を解説しています。
1. **Schedule Trigger**: 毎日決まった時間(例:朝7時)に起動するトリガーを設定。
2. **OpenWeatherMap API**: 気象データを取得(動画内ではUser APIとして紹介)。
3. **Code Node**: JavaScriptを使用して、取得したデータをSlackで見やすい形式にフォーマット。
4. **Slack Node**: 指定したチャンネルへ整形後のメッセージを送信。
応用:Googleドライブ連携によるRAG(知識参照型)AIボット
複数のワークフローを組み合わせた高度な設定方法です。
**ファイル登録フロー**: GoogleドライブにPDFがアップロードされると、n8nがそれを感知して内容をダウンロードし、ベクトルデータベース「Pinecone(パインコーン)」へ登録(Embedding)します。これによりAIが後から参照できる知識層が構築されます。
**AI回答フロー**: Slackからの質問をトリガーに「AI Agent」が起動します。AI Agentは「Chat Model (OpenAI)」と「Vector Store (Pinecone)」をツールとして持ち、登録されたPDF情報を参照しながら適切な回答を作成してSlackに返します。
Pineconeのインデックス設定
AIにデータを保存するために必要なデータベースの設定値は以下の通りです。
**Metric**: text-embedding-3-small 等のモデルに対応する設定を選択。
**Dimension**: 1536(OpenAIの標準的な埋め込みモデルに合わせる)。
**API Key**: Pinecone管理画面から生成し、n8nのCredentialに登録します。
紹介されたツール・サービス
**n8n**: ワークフロー自動化プラットフォーム
**OpenAI (GPT-4o mini等)**: チャットモデルおよび埋め込みモデル
**Pinecone**: ベクトルデータベース(AI用知識保管庫)
**Slack**: 通知・ユーザーインターフェース
**Google Drive**: ファイルストレージ