第15回|レベル1・2のまとめ — ここまでの振り返りとアプリ開発への橋渡し
このレッスンのゴール
このレッスンのゴール
レベル1・2で学んだことを整理し、「ここまでの知識だけでも仕事が変わる」と実感すること。そして、レベル3(アプリ開発)に進むための準備を知ること。
レベル1で学んだこと
レベル1の振り返り
さて、今日は少し立ち止まって、これまでやってきたことを振り返りましょう。
第6回から第12回まで、日常業務にClaude Codeを使う方法を学んできました。
第6回 | ファイル操作の基本 | 「このファイルを探して」「フォルダを作って」 |
第7回 | ファイル検索 | 「報告書って名前のファイルを探して」 |
第8回 | 文書の要約 | 「この資料を3行で要約して」 |
第9回 | 文章の修正 | 「もっとカジュアルに書き直して」 |
第10回 | フォルダ整理・リネーム | 「種類別にフォルダ分けして」 |
第11回 | CSV集計 | 「カテゴリ別の合計を出して」 |
第12回 | 文書作成 | 「報告書のドラフトを作って」 |
どれも 「1回の指示で1つの作業」 でした。
ここで皆さん、この表を見てください。右の列を上から順に見ていくと、全部日本語ですよね。コマンドも関数も出てきません。全部、日本語で話しかけているだけ。これが大事なポイントです。
レベル2で学んだこと
レベル2の振り返り
第13回から第14回で、自動化のパターンを身につけました。
第13回 | 議事録の自動整形 | 「このフォルダのメモを全部テンプレートに合わせて整形して」 |
第14回 | 大量ファイルの一括変換 | 「画像を全部幅800pxにリサイズして」 |
レベル2の特徴は 「複雑な指示で複数の作業を一気に」 でした。
覚えたパターンは2つです。
テンプレート + データ = 自動整形 — 議事録、日報、報告書などに応用できる
「このフォルダの○○を全部△△して」 — 画像、PDF、Excelなど何にでも使える
この2つのパターンだけで、かなりの業務を効率化できます。
ここまでの事実を確認します
事実の確認
ここ、ちょっと大事なポイントです。改めて確認させてください。
ここまで、IDEもコードも使っていません。
IDE(アイディーイー)というのは、プログラマーがコードを書くための専用アプリのことです。正式には「統合開発環境」と言いますが、ざっくり言えば「プログラマー専用の高機能なメモ帳」のようなイメージです。この先で登場するVS Codeもその一種ですが、ここまでは一切使っていません。
皆さんがやったのは、ターミナルを開いて、Claude Codeに日本語で話しかけただけです。
プログラミング言語は学んでいません。コードも1行も書いていません。VS Codeも使っていません。
それでも、ここまでのことができるようになりました。
ファイルを探す、要約する、修正する
フォルダを整理する、名前を一括で変える
CSVを集計する
文書を作成する
テンプレートに沿って大量の文書を整形する
100枚の画像を一括でリサイズする
ここまでの知識だけでも、仕事は大きく変わります。これだけでも元が取れます。
もしアプリ開発に興味がなくても、レベル1とレベル2の内容を日常的に使うだけで、月に何時間もの時間が浮くはずです。「自分はアプリ開発はいいかな......」という方も、ここまでの内容だけで十分に価値があります。自信を持ってくださいね。
第1回の「3つのレベル」を振り返る
3つのレベル
第1回で紹介した3つのレベルを、改めて確認しましょう。
レベル1 | 日常業務(ファイル操作、検索、要約、修正、整理、CSV、文書作成) | 完了 |
レベル2 | 自動化(議事録整形、一括変換) | 完了 |
レベル3 | アプリ開発 | 次はここ |
レベル1とレベル2は、もうクリアしました。皆さん、ここまでよく頑張りましたね。
ここからの話: レベル3に進みます
レベル3への導入
ここからはいよいよ、自分のアプリを作ってインターネットに公開する ところまでやります。
「え、アプリ開発? 自分には無理でしょ......」
そう思った方、大丈夫です。レベル1を始めるときも「ターミナルなんて触れるのかな」と思いませんでしたか? でもできましたよね。
レベル3も同じです。Claude Codeが全部やってくれます。皆さんがプログラミングを覚える必要はありません。
新しく必要なツール・アカウント
新しいツール一覧
レベル3に進むにあたって、いくつか新しいツールとアカウントが必要になります。名前がいくつか出てきますが、今は全部覚える必要はありません。1つずつ順番にやっていきます。
VS Code | プログラマーがコードを書くための専用アプリ。Claude Codeと組み合わせて使う | 工房(作業する場所) |
GitHub | コードをインターネット上に保存・管理するサービス | 倉庫(作ったものを保管する場所) |
Vercel | 作ったアプリをインターネットに公開するサービス | 展示場(みんなに見せる場所) |
Supabase | ユーザーのデータを保存するサービス(ログイン情報やTODOリストなど) | 保管庫(お客さんの荷物を預かる場所) |
4つあります。名前を見ると難しそうに感じるかもしれません。
でも、皆さんがやることは 画面に従ってアカウントを作るだけ です。
VS Code(ブイエス・コード) → ダウンロードしてインストールするだけ
GitHub(ギットハブ) → メールアドレスでアカウントを作るだけ
Vercel(バーセル) → GitHubアカウントでログインするだけ
Supabase(スーパベース) → GitHubアカウントでログインするだけ
ここで注目してほしいのが、GitHubのアカウントを1つ作れば、VercelもSupabaseもそのアカウントでログインできるという点です。実質、新しいアカウントは1つだけです。パスワードをたくさん覚える必要はありません。
設定で「コードっぽいもの」を触る瞬間が1回だけありますが、それもコピー&ペーストするだけです。具体的には、envファイル(設定ファイル)にサービスの接続情報を貼り付ける作業です。キーボードで何かを打ち込むのではなく、画面に表示された文字列をコピーして貼り付けるだけなので、難しいことは一切ありません。
Claude Codeが全部やってくれます。
次回からの流れ
次回以降の予定
第16回から第20回で、アプリ開発の準備をしていきます。
第16回 | VS Codeをインストールする |
第17回 | GitHubアカウントを作る |
第18回 | Vercelアカウントを作る |
第19回 | Supabaseプロジェクトを作る |
第20回 | プロジェクト作成とenvファイルの設定 |
1回につき1つのツールを準備していきます。どれも「画面の手順に従うだけ」なので、気楽に進められます。焦る必要はまったくありません。
そして第21回以降で、いよいよTODOアプリを作ってインターネットに公開します。自分で作ったアプリが、スマホからでもアクセスできるようになる——そんな体験がこの先に待っています。
まとめ
まとめ
レベル1(日常業務)とレベル2(自動化)を完了した
ここまで IDEもコードも使っていない。ターミナルとClaude Codeだけ
レベル1・2の知識だけでも仕事は大きく変わる。これだけでも元が取れる
次はレベル3(アプリ開発)に進む
必要なのはVS Code、GitHub、Vercel、Supabaseの4つ。難しそうに見えるが、やることはアカウントを作るだけ
GitHubアカウント1つで3つのサービスにログインできる。パスワードをたくさん覚える必要なし
次回は、VS Codeのインストールから始めます。アプリ開発の「作業場」を用意しましょう。