第22回|TODOアプリを動かしてみよう — 起動して動作確認(後半)
このレッスンのゴール
このレッスンのゴール
前回作ったTODOアプリを起動し、実際にタスクの追加・完了・削除を体験すること。エラーが出たときの対処法も知ること。
前回のおさらい
前回のおさらい
前回、Claude Codeに指示を出して、TODOアプリのコードを生成してもらいました。
今日は、そのアプリを 実際に動かして触ってみます。 ワクワクしますね。
VS Codeでプロジェクトを開く
VS Codeでプロジェクトを開く
まず、VS Codeで my-todo-app フォルダが開かれていることを確認してください。前回の続きであれば、すでに開いた状態のはずです。
もしVS Codeを閉じてしまった方は、VS Codeを起動して、画面左上の 「File」 → 「Open Folder」 から my-todo-app フォルダを選んでください。
Macの場合:
/Users/自分の名前/my-todo-appWindowsの場合:
C:\\Users\\自分の名前\\my-todo-app
確認してみましょう
VS Codeの左側のファイル一覧に、前回Claude Codeが作ったファイル(components/ フォルダ、app/page.tsx など)が表示されていればOKです。
ターミナルでClaude Codeを起動する
Claude Codeを起動する
VS Codeの画面下部にターミナルが表示されていることを確認してください。表示されていない場合は、以下の方法でターミナルを開きます。
Mac / Windows共通: 画面上部のメニューバーから 「Terminal」 を左クリック → 「New Terminal」 を左クリック
ターミナルが表示されたら、Claude Codeがまだ起動しているか確認してください。入力欄に > マークが表示されていれば起動中です。
起動していなければ、ターミナルに以下を入力してEnterキーを押してください。
claude
Claude Codeのロゴが表示され、> マークが出たら準備完了です。
アプリを起動する
アプリを起動する
Claude Codeの入力欄に、こう指示します。
アプリを起動して
Enterキーを押すと、Claude Codeが以下のようなコマンドを自動で実行してくれます。
npm run dev
ここで用語を説明しますね。npm run dev(エヌピーエム・ラン・デブ)は「開発モードでアプリを起動して」という命令です。
npm— 道具を管理する仕組み(スマホのApp Storeのようなものでしたね)run— 「実行して」dev— development(デベロップメント=開発)の略
たとえるなら、「試作品をまず自分の机の上で動かしてみる」という操作です。まだお店(インターネット)には出していません。自分のPCの中だけで動かします。
途中で「許可しますか?」と聞かれたら、前回と同じく「Allow」を選んでください。
しばらくすると、ターミナルに以下のような表示が出ます。
▲ Next.js 15.x.x
- Local: <http://localhost:3000>
確認してみましょう
Local: http://localhost:3000 という行が表示されたら、アプリの起動が完了したサインです。
うまくいかないときは
赤い文字でエラーメッセージが表示された場合: この後の「エラーが出たら?」セクションで対処法を説明しますので、慌てないでくださいね
何も表示されずに止まっている場合: 処理中の可能性があります。30秒ほど待ってみてください
「command not found」と表示された場合: Claude Codeではなくターミナルに直接
npm run devと打ってしまった可能性があります。Claude Codeの入力欄(>マークのあと)に指示を入力してください
localhostとは?
localhostとは
ここで「localhost」(ローカルホスト)という言葉が出てきました。
localhost = 自分のPCの中 という意味です。
localhost:3000(ローカルホスト・さんぜん)というURLが出てきましたね。localhostというのは「自分のパソコン自身」を指す特別なアドレスです。:3000 は通信の窓口番号(ポート番号といいます)。
たとえるなら、大きなビルの中にたくさんの部屋があるイメージです。ビルの住所が「localhost」で、部屋番号が「3000」。つまり「自分のパソコンの3000番の部屋でアプリが動いてますよ」という意味です。
まだインターネットには公開されていません。自分のPCの中だけで動いている状態です。隣に座っている人のPCからは見えません。
いわば「試作品を自分の机の上で動かしている」ような状態ですね。世界に公開するのはもう少し先、第24回でやります。
ブラウザで開いてみよう
ブラウザで開く
ブラウザ(Chrome、Safari、Edgeなど、普段インターネットを見るときに使うアプリ)を開いてください。
画面の一番上にあるアドレスバー(URLが表示される横長のバー)を左クリックして、以下を入力します。
<http://localhost:3000>
入力したらEnterキーを押しましょう。
TODOアプリが表示されます。
TODOアプリの画面
画面に、タスクを入力するためのテキスト入力欄と、追加ボタンが見えるはずです。デザインが整っていて、きれいな見た目になっていますね。これは前回指示した Tailwind CSS と shadcn/ui のおかげです。
これが、皆さんが日本語で指示して作ったアプリです。コードは一行も書いていません。でも、ちゃんと動くアプリがここにあります。
確認してみましょう
ブラウザにTODOアプリの画面が表示され、テキスト入力欄と追加ボタンが見えていればOKです。
うまくいかないときは
画面が真っ白の場合: ブラウザのアドレスバーに入力したURLが正しいか確認してください。
http://localhost:3000です。https(sがつく)ではなくhttpですのでご注意ください「このサイトにアクセスできません」と表示される場合: VS Codeのターミナルで
npm run devが正常に動いているか確認してください。ターミナルにLocal: http://localhost:3000と表示されているかチェックしましょうエラーメッセージが表示された場合: この後の「エラーが出たら?」セクションを参照してください
実際に触ってみよう
実際に触ってみよう
タスクを追加する
画面の上のほうに、テキスト入力欄(文字が打ち込める横長の枠)があるはずです。そこを左クリックして、何かタスクを入力してみてください。
牛乳を買う
入力したら、入力欄の横にある 追加ボタン(「Add」や「追加」と書かれたボタン、もしくは「+」マーク)を左クリックしてください。
画面にタスクが一覧として表示されましたか? 表示されたら成功です。もう1つ追加してみましょう。
メールを返信する
同じように入力して、追加ボタンを左クリックしてください。2つのタスクが一覧に並んでいるはずです。
確認してみましょう
「牛乳を買う」と「メールを返信する」の2つのタスクが画面に一覧表示されていればOKです。
タスクを完了する
ここで皆さん、タスクの左側を見てください。
タスクの横にチェックボックス(小さな四角い枠)やボタンがあるはずです。それを左クリックしてみてください。
タスクに取り消し線が入ったり、色がグレーに変わったりします。これは「完了した」ということを示しています。
タスクを削除する
次に、タスクの右側を見てください。
削除ボタン(ゴミ箱のアイコン、「削除」ボタン、もしくは「x」マーク)があるはずです。それを左クリックしてみてください。
タスクが一覧から消えます。
確認してみましょう
追加、完了、削除。 前回Claude Codeに指示した通りの3つの機能が、ちゃんと動いていることを確認できましたか? すごくないですか?
エラーが出たら?
エラーが出たら
ここで大事なことをお伝えします。
エラーが出ることは、まったく普通のことです。
プロのエンジニアも、毎日エラーに遭遇します。エラーが出ること自体は問題ではありません。大事なのは対処方法を知っていることです。間違えても大丈夫、やり直しがきくので安心してください。
対処方法はとてもシンプル
エラーメッセージが表示されたら、そのままClaude Codeに伝えるだけ です。
まず、アプリが起動中の場合は、VS Codeのターミナルで Ctrl + C(MacでもCtrlです)を押してアプリを一度停止してください。そのあと、claude と入力してClaude Codeを起動します。
Claude Codeにこう伝えてください。
このエラーを直して
または、画面に表示されている赤い文字のエラーメッセージをマウスで選択してコピーし、Claude Codeの入力欄に貼り付けてこう伝えてもOKです。
コピーの操作: エラーメッセージをマウスで選択(左クリックを押しながらドラッグ)して、
Ctrl + C(MacならCommand + C)貼り付けの操作: Claude Codeの入力欄で
Ctrl + V(MacならCommand + V)
このエラーが出ています:(エラーメッセージをコピペ)。修正してください
Claude Codeがエラーの原因を分析し、自動で修正してくれます。修正が完了したら、もう一度Claude Codeに「アプリを起動して」と伝えて、ブラウザで http://localhost:3000 を開いて確認してみてください。
これは特別なテクニックではありません。実はプロのエンジニアもAIに対してまったく同じことをしています。エラーが出たらAIに投げる。それだけです。
よくあるエラーの例
よくあるエラー
参考までに、よくあるエラーをいくつか紹介しておきますね。
「Module not found」 | 必要な道具がインストールされていない | Claude Codeに「このエラーを直して」と伝えれば、自動でインストールしてくれます |
画面が真っ白 | アプリの表示処理に問題がある | ブラウザの画面で右クリック → 「検証」(Chrome)や「要素を調査」(Safari)を左クリック。赤い文字のエラーが出ていたら、そのメッセージをClaude Codeに伝えてください |
「NEXT_PUBLIC_SUPABASE_URL is not defined」 |
| 第20回で設定した |
「Port 3000 is already in use」 | 3000番の窓口がすでに使われている | 前回のアプリがまだ動いている可能性があります。VS Codeのターミナルで |
いずれの場合も、Claude Codeに相談すれば解決してくれるので、心配しなくて大丈夫です。
Supabaseでデータを確認してみよう
Supabaseでデータを確認
ここまで、アプリ上でタスクの追加・完了・削除をやってみました。では、追加したタスクのデータはどこに保存されているのでしょうか。
答えは Supabase です。第19回・第20回で設定した、あのデータベースですね。データベースとは「データを整理して保管しておく場所」のことです。たとえるなら、Excelの表のような形でデータが保存される場所です。
ダッシュボードで確認する手順
ブラウザで新しいタブを開いてください。アドレスバーに
https://supabase.comと入力してEnterキーを押しますページが開いたら、画面右上の 「Sign In」 を左クリックしてログインします
ダッシュボード(管理画面)が表示されたら、自分のプロジェクト名を左クリックして選択します
画面の左側にメニューが縦に並んでいます。その中から 「Table Editor」(テーブルのアイコン。テーブルとは「表」のことです)を左クリックします
テーブルの一覧が表示されるので、「todos」 というテーブル名を左クリックします
確認してみましょう
先ほどアプリで追加したタスクがデータとして保存されているのが見えます。こんな感じの表が表示されるはずです。
1 | 牛乳を買う | false | 2026-02-17... |
2 | メールを返信する | true | 2026-02-17... |
(表の列名や構成は、Claude Codeが作ったコードによって多少異なる場合があります。それでも、タスクのタイトルや完了状態がデータとして保存されていることは確認できるはずです)
各列の意味はこうです。
id — 各タスクに自動的につけられる番号。背番号のようなものです
title — タスクの名前(皆さんが入力した文字)
is_complete — 完了したかどうか。
falseは未完了、trueは完了済みcreated_at — タスクが作られた日時
うまくいかないときは
「todos」テーブルが見つからない場合: Claude Codeが作ったテーブル名が異なる場合があります。Table Editorの一覧に表示されているテーブル名を確認して、それらしいものを左クリックしてみてください
テーブルは見つかるがデータが空の場合: アプリとSupabaseの接続がうまくいっていない可能性があります。VS Codeに戻り、Claude Codeに「Supabaseとの接続を確認して」と伝えてください
これが意味すること
データはブラウザの中ではなく、Supabase(インターネット上のデータベース) に保存されています。
つまり:
ブラウザを閉じてもデータは消えない
PCを再起動してもデータは残っている
もう一度
http://localhost:3000を開けば、同じデータが表示される
これは「メモ帳アプリ」とは根本的に違います。ちゃんとしたデータベースを使った、本格的なアプリです。プロが作るアプリと同じ仕組みで動いているんですよ。
アプリを停止するには
アプリを停止する
今日の動作確認が終わったら、アプリを停止しましょう。
VS Codeのターミナルで Ctrl + C(MacでもCtrlです)を押してください。アプリが停止し、ターミナルが通常の入力待ち状態に戻ります。
停止したあとは、ブラウザで http://localhost:3000 を開いても「このサイトにアクセスできません」と表示されます。これは正常です。アプリの電源を切った状態ですので、次に使うときはまた npm run dev(またはClaude Codeに「アプリを起動して」と伝える)で起動すれば大丈夫です。
今日やったことの整理
今日の流れ
今日の流れを振り返ってみましょう。
Claude Codeに「アプリを起動して」と伝える
↓
npm run dev(開発モードで起動)が実行される
↓
ブラウザで localhost:3000 を開く
↓
TODOアプリが動いている!
↓
タスクの追加・完了・削除を確認
↓
Supabaseにデータが保存されていることも確認
まとめ
まとめ
アプリを起動するには、Claude Codeに「アプリを起動して」と伝えるだけ
npm run devは「開発モードでアプリを起動して」という命令。devは development(開発)の略localhost:3000は「自分のPCの3000番の部屋」。まだインターネットには公開されていないタスクの追加・完了・削除が、指示通りに動作した
エラーが出たら、そのままClaude Codeに投げるだけ。 エンジニアも同じことをしている
データはSupabaseに保存されるので、ブラウザを閉じても消えない
アプリを停止するには
Ctrl + C(MacでもCtrl)
次回は、このアプリのコードをGitHubに保存します。今はまだ自分のPCの中だけにある状態なので、バックアップを取りましょう。