第6回|はじめてのファイル操作 — フォルダ作成・ファイル作成・移動
このレッスンのゴール
このレッスンのゴール
Claude Codeに日本語で指示して、フォルダやファイルの作成・確認・削除ができるようになること。
ここからレベル1: 日常業務
レベル1スタート
さあ、ここからが本番です。
第2回で「こんなことにも使えるのか」という具体例を10個紹介しましたよね。ここからは、その中の日常業務編(レベル1)を1つずつ実際にやっていきます。
まずはウォームアップとして、一番基本的な操作——ファイルとフォルダの操作から始めましょう。今回やることは難しくありません。「Claude Codeに日本語で話しかけるだけで、パソコンの中にフォルダやファイルが作れるんだ」という体験をしていただきます。
イメージとしては、皆さんが秘書に「この書類をあのフォルダに入れておいて」とお願いするのと同じです。ただし、その秘書がパソコンの中にいて、一瞬でやってくれます。
Claude Codeを起動する
Claude Codeを起動する
まずはターミナルを開きましょう。
Macの方:
Cmd+Spaceで検索窓を開いて「ターミナル」と入力 → ターミナルを起動Windowsの方: スタートメニューから「PowerShell」と検索 → PowerShellを起動
ターミナルが開いたら、以下を入力して Enter を押します。
claude
前回やった通りですね。画面に > のような入力待ちの表示が出たら、準備完了です。
もし command not found と出た場合は、ターミナルを一度閉じて開き直してから再度 claude と試してみてください。
さっそく指示を出していきましょう。
Allow / Deny のおさらい
Allow / Deny
今回からClaude Codeにファイルの操作をお願いしていきます。Claude Codeは何か操作をする前に、必ず「これをやっていいですか?」と聞いてきます。
Allow(許可する) / Deny(拒否する)
この表示が出たら Allow を選んでください。前回も説明しましたが、Claude Codeは皆さん自身のパソコンの中だけで動いていて、外に情報を送ったりしません。なので、Allow を押しても安全です。
この後の操作では何度もこの確認が出てきますが、今回は全て Allow で大丈夫です。
やってみよう
1. フォルダを作る
フォルダを作る
Claude Codeにこう話しかけてみてください。
デスクトップに test-folder というフォルダを作って
Enter を押すと、Claude Codeが「こういう操作を実行しますよ」という確認を出してきます。Allow / Deny の表示が出たら、Allow を選んでください。
Claude Codeが裏で mkdir(メイク・ディレクトリ)というコマンドを実行します。これは「フォルダを作れ」という意味のコマンドですが、覚えなくて大丈夫です。
確認してみましょう: デスクトップを見てください。test-folder というフォルダができているはずです。見つかりましたか? たった一言で、フォルダができました。
もし見つからない場合: Macの方は Finder(ファインダー)を開いて左の「デスクトップ」を、Windowsの方はエクスプローラーで「デスクトップ」を確認してみてください。
2. ファイルを作って中身を書く
ファイルを作る
次はこう話しかけてみましょう。
デスクトップのtest-folderの中に hello.txt を作って、中に「はじめてのClaude Code!」と書いて
Allow の確認が出たら、Allow を選んでください。
Claude Codeが、ファイルの作成と中身の記入を同時にやってくれます。1つの指示で2つのことをまとめてやってくれるんですね。人間の秘書にお願いするのと同じで、「ファイル作って、ついでに中身も書いておいて」が通じます。
ここで .txt という部分について補足しておきます。これは「拡張子(かくちょうし)」と呼ばれるもので、ファイルの種類を示すためにファイル名の最後につく「.」以降の部分です。
身近な例でいうと:
.txt→ テキストファイル(メモ帳で開けるファイル).jpgや.png→ 写真・画像ファイル.pdf→ PDFファイル
今は「テキストファイルを作ったんだな」くらいの理解で大丈夫です。
3. ファイル一覧を確認する
ファイル一覧
本当にファイルができたか、Claude Codeに確認してもらいましょう。
デスクトップのtest-folderの中のファイル一覧を見せて
画面に hello.txt というファイル名が表示されるはずです。ちゃんとファイルができていますね。
裏では ls(エル・エス)というコマンドが動いています。これは「リスト」の略で、「ファイルの一覧を表示しろ」という意味です。でも、皆さんはこのコマンド名を知らなくても全く問題ありません。「一覧を見せて」と日本語で言えばOKです。
確認ポイント: 画面に hello.txt と表示されていれば成功です。
4. ファイルの中身を読む
ファイルの中身を読む
今度は、ファイルの中に書いた内容をClaude Codeに読んでもらいましょう。
デスクトップのtest-folderの中のhello.txt の内容を読んで
画面に「はじめてのClaude Code!」と表示されます。ちゃんと、さっき書いた内容が入っていますね。
ポイント: 「デスクトップのtest-folderの中の」と場所を毎回指定しているのは、Claude Codeに「どこにあるファイルのことか」を正確に伝えるためです。人に頼むときも「あの棚の2段目の赤いファイル」と言ったほうが伝わりやすいですよね。同じことです。
5. 後片付け
後片付け
最後に、練習で作ったフォルダを削除しましょう。
デスクトップのtest-folder を削除して
Claude Codeがフォルダごと削除してくれます。このとき、中に入っている hello.txt も一緒に削除されます。
確認してみましょう: デスクトップを見てください。test-folder が消えていれば成功です。
大事な注意: この削除は、普段みなさんがファイルをゴミ箱に入れるのとは違います。ゴミ箱を経由せずに直接消える(=元に戻せない)ので、大事なファイルを扱うときは十分気をつけてください。今回は練習用のファイルなので、安心して大丈夫です。
実際の仕事で使うときは、Claude Codeに「削除して」ではなく「ゴミ箱に移動して」と指示するのがおすすめです。
コマンドを覚える必要はない
コマンド不要
ここが大事なポイントです。今やったことを振り返りますね。
裏側では、Claude Codeがこんなコマンドを実行していました:
フォルダを作る |
| 「メイク・ディレクトリ」= フォルダを作れ |
ファイルに書き込む |
| 「エコー」= 文字を出力しろ |
一覧を見る |
| 「リスト」= 一覧を表示しろ |
中身を読む |
| 「キャット」= ファイルの中身を表示しろ |
削除する |
| 「リムーブ」= 消せ |
でも、みなさんはこれらのコマンドの名前も意味も覚える必要は一切ありません。日本語で「こうして」と言えば、Claude Codeが適切なコマンドを選んで実行してくれます。
普通なら、これらのコマンドを1つずつ覚えて、正確に打ち込む必要がありました。でもClaude Codeがあれば、「フォルダ作って」「ファイル読んで」と日本語で言うだけ。これが従来のやり方との大きな違いです。
ここまでの振り返り
振り返り
今回やったことを表にまとめておきますね。
フォルダを作る | 「デスクトップに test-folder を作って」 |
ファイルを作って書き込む | 「test-folderの中に hello.txt を作って、中に〜と書いて」 |
ファイル一覧を見る | 「test-folderの中のファイル一覧を見せて」 |
ファイルの中身を読む | 「test-folderの中のhello.txt の内容を読んで」 |
フォルダを削除する | 「test-folder を削除して」 |
全部、日本語の指示だけで完結しています。コマンドは一切打っていません。これがClaude Codeの基本的な使い方です。
まとめ
まとめ
Claude Codeに日本語で指示するだけで、フォルダやファイルの操作ができる
裏ではコマンドが動いているが、覚える必要は一切ない
作成、確認、削除まで一通り体験した
Allow / Deny は基本 Allow でOK。ローカル(自分のパソコン内)で完結するので安心
削除はゴミ箱を経由しないので、大事なファイルは「ゴミ箱に移動して」と指示するのがおすすめ
次回は、第2回の具体例①「ファイル検索」を実際にやってみます。「あのファイルどこだっけ?」が一瞬で解決する体験です。これ、日常で本当に便利なので楽しみにしていてください。