第16回|VS Codeをインストールしよう — アプリ開発の作業場
このレッスンのゴール
このレッスンのゴール
VS Code(Visual Studio Code)をインストールし、画面の見方とターミナルの開き方を覚えること。
なぜ今、VS Codeが必要になるのか
なぜVS Codeが必要か
ここまでの講座(第3回〜第14回)では、ターミナルだけでClaude Codeを使ってきました。ファイル操作、検索、要約、CSV集計、議事録整形、画像一括変換......。全部ターミナルだけで完結しましたよね。
ではなぜ、ここからVS Codeが必要になるのか。
理由はシンプルです。アプリ開発ではファイルが大量にできるから です。
ターミナルだけだと、ファイルの中身を確認したり、フォルダ構成を見渡したりするのが大変になります。ファイルが5個や10個なら問題ありませんが、アプリ開発では数十〜数百のファイルが作られます。
たとえるなら、書類が5枚だけなら机の上に並べて見られますが、100枚の書類を管理するには棚や引き出しが必要になりますよね。それと同じです。
それを管理するための「作業場」が、VS Codeです。ファイルの一覧を見ながら、ターミナルも使える。そういう便利な場所だと思ってください。
VS Codeとは
VS Codeとは
VS Code(ブイエス・コード) の正式名称は「Visual Studio Code(ビジュアル・スタジオ・コード)」です。Microsoftが作った無料のソフトです。
Wordは文章を書くソフト、Excelは表計算をするソフトですよね。VS Codeは アプリ開発をするためのソフト です。
Word | 文章を書く |
Excel | 表計算をする |
VS Code | アプリ開発の作業場 |
ただし、ここで大事なことを1つ。
皆さんがVS Codeでコードを書くわけではありません。
Claude Codeがコードを書きます。VS Codeは、Claude Codeが作ったファイルを見たり、ターミナルを使ったりするための「場所」として使います。工房のイメージですね。職人(Claude Code)が作業するための場所を用意する、という感じです。
ダウンロード&インストール
ステップ1: ダウンロード
ダウンロード画面
ブラウザ(Chrome、Safari、Edgeなど、普段使っているもの)の上部にあるアドレスバー(URLが表示されている横長の欄)に、以下のURLを打ち込んで Enter を押します。
<https://code.visualstudio.com>
ページを開くと、大きなダウンロードボタンが表示されます。お使いのパソコンに合ったものが自動で表示されるはずです。そのボタンを左クリックしてください。
もし「Mac用」「Windows用」のように選択肢が表示された場合は、自分のパソコンに合ったものを左クリックしてください。自分のパソコンがMacかWindowsかわからない場合は、画面の左上にリンゴのマークがあればMac、画面の左下にWindowsのマークがあればWindowsです。
ステップ2: インストール(Macの場合)
インストール手順(Mac)
ダウンロードされた
.zipファイルをダブルクリックして解凍します。.zip(ジップ)ファイルというのは、ファイルを小さく圧縮してまとめたものです。お弁当を小さな箱に詰めるようなイメージですね。ダブルクリックすると中身が出てきます出てきた 「Visual Studio Code」 というアイコンを アプリケーションフォルダ にドラッグ&ドロップします。ドラッグ&ドロップとは、アイコンを左クリックしたまま移動させて、目的の場所で指を離す操作です。Finderで左の一覧から「アプリケーション」を探してください
アプリケーションフォルダから「Visual Studio Code」をダブルクリックして起動します
「インターネットからダウンロードされたアプリケーションです。開いてもよろしいですか?」と聞かれたら 「開く」 を左クリックします。これはMacのセキュリティ確認なので、心配する必要はありません
ステップ2: インストール(Windowsの場合)
インストール手順(Windows)
ダウンロードされた
.exe(エグゼ)ファイルをダブルクリックします。.exeはWindowsのインストール用ファイルです。「実行ファイル」とも呼ばれます「このアプリがデバイスに変更を加えることを許可しますか?」と表示されたら 「はい」 を左クリックします。これはWindowsのセキュリティ確認です
インストーラーの指示に従って 「次へ」 を左クリックしていきます
途中でいくつかチェックボックスが表示されることがありますが、デフォルト(最初からチェックが入っている状態)のままで大丈夫です
完了画面が出たらインストール完了です
デスクトップのアイコン、またはスタートメニュー(画面左下のWindowsマーク)から「Visual Studio Code」を検索して起動します
どちらの場合も、基本的に「次へ」を押していくだけです。設定はデフォルト(初期設定)のままで問題ありません。
確認してみましょう
VS Codeが正しくインストールできたか確認します。
デスクトップやアプリケーション一覧に 「Visual Studio Code」 のアイコンが表示されていますか?
ダブルクリックして起動すると、青っぽい画面が表示されますか?
どちらもOKなら、インストール成功です。
トラブルシュート
ダウンロードボタンが見つからない | ページ中央の「Download」と書かれた大きなボタンを探してください。ページの上部に小さく表示されていることもあります |
Macで「アプリケーションが壊れています」と表示される |
|
Windowsで「WindowsによってPCが保護されました」と表示される | 「詳細情報」を左クリック → 「実行」を左クリックしてください。安全なソフトなので問題ありません |
インストール中にエラーが出た | パソコンを再起動してからもう一度試してみてください。それでもダメな場合は、Claude Codeに「VS Codeのインストールで困っている」と相談してみてください |
画面の説明
VS Codeの画面構成
VS Codeを起動すると、英語の画面が表示されます。「英語で難しそう......」と思うかもしれませんが、使うのは3つのエリアだけです。覚えてくださいね。
サイドバー(左)
サイドバー
画面の左側にあるエリアです。ファイルやフォルダの一覧が表示されます。パソコンのフォルダを開くと、ここにファイルがずらっと並びます。ファイル名を左クリックすると中身が見られます。
Windowsの「エクスプローラー」やMacの「Finder」に似た役割ですね。
編集画面(中央)
編集画面
画面の真ん中にある大きなエリアです。ファイルの中身が表示されます。サイドバーでファイルを左クリックすると、ここに内容が表示されます。
この講座では、皆さんがここで何かを編集する機会はほぼありません。Claude Codeが編集したファイルを確認するときに見る場所です。「見るだけ」の場所だと思ってもらえれば大丈夫です。
ターミナル(下)
ターミナル
画面の下部にあるエリアです。ここがいちばん大事です。
今まで別のウィンドウで開いていたターミナルが、VS Codeの中に組み込まれています。ここからClaude Codeを起動します。使い方はこれまでと全く同じです。
ターミナルの開き方
ターミナルの開き方
VS Codeを最初に開いたとき、画面の下部にターミナルが表示されていないことがあります。その場合は、以下の方法で表示しましょう。
方法1: メニューから開く
画面の一番上にあるメニューバーから 「View」 を左クリックして、表示されたメニューの中から 「Terminal」 を左クリックします。
もしVS Codeが日本語表示になっている場合は 「表示」→「ターミナル」 です。
方法2: ショートカットキーで開く
Mac:
Ctrl +`(コントロールキーを押しながら、バッククォートキーを押す)Windows:
Ctrl +`(同じです)
バッククォート( `` ``)は、キーボードの左上あたりにあることが多いキーです。日本語キーボードの場合は Shift + @` で入力できることもあります。見つからなくても大丈夫です。方法1のメニューから開く方法で問題ありません。
確認してみましょう
ターミナルが正しく表示されたか確認します。
画面の下部に、黒っぽい背景のエリアが表示されていますか?
そのエリアの中に、文字を入力できるカーソル(点滅する線)が見えますか?
どちらもOKなら、ターミナルの表示成功です。
トラブルシュート
メニューに「View」が見つからない | Macの場合、画面の一番上(デスクトップの最上部)にメニューバーが表示されていることがあります。VS Codeのウィンドウ内ではなく、画面最上部を確認してください |
ターミナルが表示されたが文字が打てない | ターミナルのエリア内を左クリックしてから、キーボードで入力してみてください |
ターミナルがとても小さい | ターミナルとエディタの境界線(ターミナルの上端)を左クリックしたまま上にドラッグすると、ターミナルのエリアを広げられます |
これまでのターミナルとの違い
これまでのターミナルとの違い
「あれ? 今までもターミナルを使っていたのに、なぜVS Codeの中のターミナルに切り替えるの?」
と思うかもしれません。良い質問です。理由は2つあります。
ファイルを見ながら作業できる — 左にファイル一覧、下にターミナル、中央にファイルの中身。全部一画面で見られます。いちいちウィンドウを切り替える必要がありません
フォルダの場所が自動で合う — VS Codeでフォルダを開くと、ターミナルも自動でそのフォルダの中に入ってくれます。「今どこにいるか」を意識しなくて済むんですね。料理をするとき、道具と材料が全部同じキッチンに揃っている状態です
ターミナル単体で使うのと、やっていることは同じです。Claude Codeへの話しかけ方も変わりません。ただ、アプリ開発では「ファイルを見ながら作業する」ことが多いので、VS Codeの中のターミナルの方が便利です。
今は「VS Codeの中にターミナルがあるんだな」ということだけわかっていれば大丈夫です。
試しに動かしてみよう
試しに動かしてみよう
VS Codeのターミナルが開けたら、試しにClaude Codeを起動してみましょう。
ターミナルの中を左クリックして、カーソル(文字を打てる位置を示す点滅するライン)がターミナル内にあることを確認したら、キーボードで以下をそのまま打ち込んで Enter を押します。
claude
画面に英語のメッセージが表示されて、いつも通りClaude Codeが起動するはずです。「Claude Code」のロゴや文字が表示されていれば成功です。
起動できたら、キーボードで以下をそのまま打ち込んでみましょう。
こんにちは。VS Codeのターミナルから起動しています
ちゃんと返事が来ますよね。使い方は今まで通り、何も変わりません。安心してくださいね。
確認できたら、キーボードで /exit と打ち込んで Enter を押して、Claude Codeを終了しておきましょう。
確認してみましょう
以下の3つがすべてできたか確認してください。
VS Codeのターミナルで
claudeと打って起動できた「こんにちは」と話しかけて返事が返ってきた
/exitでClaude Codeを終了できた
全部OKなら、VS Codeの準備は完了です。
トラブルシュート
| VS Codeを一度閉じて、もう一度開き直してからやり直してみてください。それでもダメな場合は、Macなら「ターミナル」アプリ、Windowsなら「PowerShell」で |
ターミナルに何も入力できない | ターミナルのエリア内を左クリックしてから入力してみてください。カーソルがターミナル内で点滅していることを確認しましょう |
Claude Codeは起動するが返事が返ってこない | インターネット接続を確認してください。Claude CodeはAIと通信するため、インターネット接続が必要です |
まとめ
まとめ
アプリ開発ではファイルが大量にできるので、VS Code(作業場) が必要になる
VS Code = Microsoftが作った無料のソフト。ただしコードは書かない。Claude Codeの作業場として使う
画面は3つのエリア: サイドバー(左、ファイル一覧)、編集画面(中央、ファイルの中身)、ターミナル(下、Claude Codeを使う場所)
ターミナルの開き方: View → Terminal、またはショートカット
Ctrl +`ここからはVS Codeのターミナルの中でClaude Codeを使っていきます
使い方はこれまでと同じ。日本語で話しかけるだけ
次回は、GitHubのアカウントを作ります。コードを安全に保管するための「倉庫」を用意しましょう。