スモールM&A入門|起業〜契約の流れ
学習ポイント
- スモールM&Aの定義(2年以内、2億円以内の売却規模)とメリット
- 起業から契約完了までの4つの主要プロセスと各段階の注意点
- M&A仲介会社、マッチングプラットフォーム、直接交渉のそれぞれの特徴と使い分け
動画では、起業して実績を作り、最終的に会社を売却するスモールM&Aの全体像について解説しています。特に、一度の売却で得た資金と実績を武器に次の挑戦(強くてニューゲーム)ができる点が強調されています。
ながらく起業とPL管理
起業直後のリスクを抑えるため、既存の収入を得ながら事業を検証する「ながら起業」を推奨しています。事業の93%はピボット(方向転換)を経験するため、早期の法人化で赤字垂れ流しの状態を作るのは避けるべきです。M&Aの売却価格は一般的に前期の営業利益やEBITDAを基準に算出されるため、売却に向けた「綺麗なPL(黒字状態)」を維持することが重要になります。
買い手を見つける3つの手法
1. **M&A仲介会社**: 営業力が強く、マッチングのタイミングを逃しにくいですが、最低報酬(500万〜2500万円程度)や、取引額に応じた「レーマン方式」の手数料が発生します。専任契約に縛られないよう注意が必要です。
2. **マッチングプラットフォーム**: 手数料が安く多くの候補に出会えますが、購入意欲の低い相手の精査に時間がかかります。
3. **直接アプローチ**: 取引先や投資家経由で交渉する方法です。仲介を挟まないため、高額なバリュエーションでの「ミラクル売却」が起きやすいのが特徴です。
商談から成約までの具体的ステップ
**ノンネームシート**: 匿名で事業の概要を伝え、興味を引きます。
**IM(企業概要書)とトップ面談**: 20〜50ページにわたる詳細資料を作成し、経営層同士でビジョンや条件を擦り合わせます。この段階で経営者としての実力もチェックされるため、他社での「練習面談」を通じたブラッシュアップが有効です。
**移行表明(LOI)とデューデリジェンス(DD)**: 意向表明を受けたら、財務・法務・ビジネスの観点から会社を詳細に調査(DD)されます。雇用契約の未整備や未払い残業代はリスクと見なされるため、事前に対策しておく必要があります。
紹介されたツール・サービス
日本M&Aセンター
M&A Capital Partners / ストライク / M&A総合研究所 / ファンドブック
TRANBI / バトンズ / M&Aクラウド / M&Aサクシード